法人税豆知識

法人税の学習方法

会社の経理に配属されてしまった方や、会社経営をはじめた方にとって、法人税は避けて通れない問題です。
どのようにして法人税を勉強していけばいいのでしょうか。『法人税が分かれば、会社のお金のすべてが分かる』を読んだ次の1歩を考えてみたいと思います。

まず、もっともお手軽な学習方法は書店で法人税の入門書を購入して読んでみることです。
古くから最初の1冊として読まれているのは、辻先生の『法人税入門の入門(21年版)』ではないでしょうか。この本は、法人税を体系立ててひととり解説してくれています。
次に、申告書の記載について、とりわけ別表4と別表5(1)の様式の記載が難しいので、これについて植田肇先生の『別表四・五を中心とした法人税申告調整の実務』が非常に勉強になると思います。
そこまで本格的に勉強する必要はないという方には、『最新法人税がよーくわかる本』がぴったりです。


本を読む以外の勉強方法としては、耳学問ということになりますが、これは選択肢があまり多くありません。
身近に税理士さんがいる場合には、税理士の先生にレクチャーしてもらうのがいいでしょう。市販の書籍を買ってきて、順番に講義してもらうと理解が進むことは間違いありません。
けれど、税理士さんにお願いできない場合、どこかにスクールがないものかと探すことになります。実は、法人税を教えてくれるスクールはあまり多くありません。あるのは、税理士試験の受験生向けの講座がほとんどです。
シンクタンクなどが開催している法人税の講座もありますが、受講生が少ないためか、開催は年に1回程度のようです。

法人税の申告書作成

会社の経理に配属されてしまった方や、会社経営をはじめた方にとって、最大の難関は法人税の申告書作成ではないでしょうか。
所得税の申告書は専門知識がなくても書けますが、法人税の申告書はちょっとハードルが高いのです。特に、別表5(1)を書くのが難しいのです。

これを解決するには、法人税申告書作成のソフトを利用します。
もっとも便利なのはJDLの法人税申告書作成システムです。ただし、これは価格が高いので普通の方が気軽に利用することはないようです。
市販の安価なソフトに目を向けますと、『魔法陣』が広く用いられているようです。一般の事業会社さんの場合、このソフトを利用しているケースが多いと思います。
価格が安いソフトとしては、『らくちん法人税』がおすすめです。中小零細企業が必要とする様式のみ提供されています。エクセルを利用しているため、簡単に使えます。


それでも、法人税の申告書を作成するのは税理士さんに依頼するほうが安心で確実です。
決算は自社で行なうので、申告書の作成だけ税理士事務所に依頼するという方法を採用している会社はたくさんあります。
税理士事務所の取り組み方針として申告書作成のみの仕事は引き受けていないというところもありますが、反対に、日々の記帳は面倒だから引き受けたくないけれど、申告書作成は専門知識を活かせるので積極的に引き受けますというスタンスの場合も多いようです。
専門知識が豊富で、慈悲心あふれる税理士事務所さんにめぐり合えるといいですね。